ありのすさびノート

放浪南瓜の雑記帳。座右の銘は「事倍功半(倍の労力で半分の成果しか得られない)」です。よろしく……。

8月所感

 8月も過ぎてしまいました。今年の8月は全体的に暑気的な意味で手心を加えていただけたような気がします。ただ、先月末の熊本地震から各地の水没状態、世界的にも震災だけでもいろいろあったりと自然の驚異の面だけでも被害はやはり甚大なものだったと思います。暑気で言えば、夏が始まってからの欧州の凄惨さたるやすごいものもありました(熱中症で亡くなった人の数が膨大)。
 私のほうは概ね元気にはやってましたが、末日にダイハードレベルの貧血を数年ぶりに起こしてしまっておりました。幼少期からとにかくあちらでぶっ倒れ、こちらでぶっ倒れとしているのでただでさえままならないのがもっとままならない感じで生きているのですが、それでもこの数年は輪をかけてどぎついのだけは避けていたものの(軽度のものならいくらでも出ている)、ついになったかという感じです。

 

 今月はずっと、先月からの続きではあるものの、熊本地震を受けて、実際のところ、体育館のクーラー設置ってどうなってるんだろうとか(※発災直後はそこがすごく話題になっていたため)、自分の地域の防災対策についての考え方や動きはどうなんだろうというのを今一度検めてみたり、避難所というものについて全般的にいろいろしっかり検めてみたりと、各種資料や論文を読み漁っていました。今も収集したやつが読み終えられていないので終わってません。行きはよいよい帰りは怖い、資料集めて読むのはおまえ。ウウウ!!!
 というか、京都市の防災関係にはずっと不安感を抱いているところがあるのですが、やはり、こうして検めてみてもそこへの不安感が強まる一方でした。
近年、市内のかなり幅に余裕がある主要な道路沿いに結構広い空き地ができたのと、そこが他の主だった防災対策のための場所として制定されている場所や自衛隊基地ともアクセスしやすい立地なのもあって、そこを防災対応のための倉庫として確保したりしたらいいのになあと思ってたのですが、まあ、案の定、建ってるのはでかいマンションなのでした。そこほど立地的にベストなことは珍しいとはいえ、他にもそういう場所はちらほらあるので、いざ甚大なレベルの災害が起きたときは悲惨なことになるんだろうなあと思っています。京都駅周りのただでさえ道幅も狭く密集してるエリアに今よりも高い建物を建てようとしていたりだとか、いざ何かが起きたときの想定がすごく甘いような気がするのでひやひやします。一応言っておくと、京都駅周辺一帯を帰宅難民向けに開放できるようにしようみたいな考えをされているみたいなので、それもあって収容量が確保できるようにみたいな考えもあるのかもしれませんが(かもしれない、である)。
 今回色々検めてみるに、(まず無事に避難所に収容された上で)避難所で生活することになるにあたって、その地域のまとまりが前提として既にできていることがその後を左右するところがかなりあるんだなあというのもやはり改めて思いました。そりゃ、身を寄せ合ってる隣人と既に親しいか親しくないかでまずストレス度合いやそこでの暮らし方が変わってくるのは想像に難くないはずです。仮に後者だとしても、避難先の地域が余裕を持って避難者を受け入れているという場合は避難先地域のコミュニティーが欠点を補ってくれるのでだいぶうまくやっていきやすくはなるようです。いろいろが欠けた状態でとにかく避難地に集っているとそれはもう悲惨なことになるのだとか。
避難所の話で言えば、すぐ、「●●がXXをやってくれないから大変なんだ」という他力本願的な愚痴が跋扈したりしますが(その避難所そのものも基本的に被災地であることをかなり度外視した言い分であることが多いんですけどね)、まずはそういうところなんだよなあと思うのでした。他力ももちろん大事だし、発災前にどこまで対策をしておけるかというのも、どういうふうに対応するかというのもそりゃめちゃくちゃ大事なのですが、自力というものも大事なわけであり。
この点においても京都市は恐らくめちゃくちゃなことになるしかないだろうなあとは地元民として察するところなので、恐ろしいことです。あと、私個人にしても、あらゆる論文・資料で透明化されている、恐らくどういうパターンの場所にでも居るはずの「ザ・無能なぼっち」に属するわけで、そういう意味でも、恐らく大変なことになるなこれはという不安ばかりが蓄積されたのでした。
この点、東京に関しては、「独りでも自力でどうにかできる」ような方向にお金をかけて対策しているんだなあという印象を持っています。避難所生活よりも自宅避難生活を前提としまくってるところがかなりあるのであれはあれで甚大なレベルのものにはとても対応しきれないだろうなあとは思うものの、お金の掛け方が他の都道府県と比べても大きく違うのでいろいろちゃんと対策はしている感じ。体育館のクーラー設置率も独り勝ち状態ですしね。おのれ。

 

 で、8月はまた、1週間目から予想外のことが起きてました。ぼんやり前から注目はしていた中国アニメ『《记忆管理局》False Memory』(翻訳:《記憶管理局》偽りの記憶、制作:由火药方糖・摔跤社、2026年、全7話)に尋常ではないのめり込み方をすることになって、後は野となれ山となれを地で行っていました。せいぜい、アニメーションがすごいのはPVだとかからも分かってるから、そこを覗いてみようくらいの軽い意識だったのが、1話からもう一気に全身どっぷりになっていました。ので、8月は上記のことをやっているか、本作の字幕翻訳を一生懸命やりながら理解を深めているか、公式情報を拾うためにいろいろ邁進してまとめ作業をしているかとかで過ごしていました。たまたま放送前から作品自体は知っていたので、リアルタイムで1話から追えたのはいろいろラッキーだったと思います。字幕翻訳に1話3日前後かければいいくらいなので最新話にそのまま触れられましたし、公式情報を追うのも比較的まだ情報量が途方もないことになってはいないので容易だったりだとか。
 ただ、中国というお国柄上、中国上での情報発信の特徴としてあちらのウェブサービスのものに触れようと思うと基本的にはアプリを入れないといけないか会員登録が必須だったりだとかで、そこでめちゃくちゃ骨を折ることになったりもしました。基本的に公式サイトにあたるものがないので、自由にアクセスできる公式情報みたいなものがないというか、自由な状態で覗こうとしてもかなり限られるのです。あと、物販関係なんかにしても、そりゃ当然ながら基本的に輸入の過程を経ることになるのでそこも大変だったり。
あと、これもお国柄なのかは分かりませんが、かなりの規模のイベントでもリアルタイムにしろアーカイブにしろまともに振り返れないようになっていたりもするし、当日の物販情報もまともに分からない・分かりにくいことになっていたりするので、こいつは大変な作品にのめりこんでしまったのかもしれんぞと1カ月かけて腹をくくっていました。
でも、私が一番好きなアニメ作品であるところの『少女革命ウテナ』の地位まで一気に上り詰めつつある(というかほぼそこまで届いている)、私にとって大事な作品の一つになってしまったので、もう、好きにしてくれ……って感じで忙しくやっております。

 

 というわけで、8月はそんなこんなをやっているのに忙しくなってしまっていろいろ後回しにしている感じでした。9月もどうなるやらです。他のことをやっている余裕がない~~~~~!!!

 

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本館ブログでの更新記録
こちらも『記憶管理局』関連が一気に躍り出ていました。

attendre-et-esperer.hatenablog.jp

 

attendre-et-esperer.hatenablog.jp

attendre-et-esperer.hatenablog.jp

 

attendre-et-esperer.hatenablog.jp

7月所感

Step over the dead
Remember what you said, you know, the part about
Life is just a waking dream
Well, I know what you mean
But that ain't how it seems right here, right now
How can this be real?
I can barely feel anymore
(死者たちを跨いで
おまえが言ったのは何だったかは覚えてるか。「あのさ、人生なんてのは
所詮は目が覚めてるときに見てる夢に関するパーツでしかないってのはおまえも分かってるだろ」ってさ。
ああ、俺は分かってるよ、おまえが言った意味はさ。
だけど、まさにここ、今、この瞬間にさ、そんなふうに思えるもんかよ。
どうしてこんなのが現実になることができるってんだ?
俺はもうこれ以上はどうにかこうにかでも感じ取るなんてこと、できやしないよ。)
(Nine Inch Nails『The Good Soldier』より一部抜粋、拙訳)

 

 というわけで、7月。なんかどんどんガッデムにホットになっていくうちにケツまでやってきました。7月になりたての頃は、まだまだ過ごしやすいくらいでいってくれるかなあと思っていたのが、半ば頃には汗ダラダラです。
 
 寝て見るところの夢の話になってしまうけれども、7月に見たものの中に、「学校の遠足のときみたいにみんながぞろぞろと連れ立って何やら楽しげに駅の改札を通り抜けて行くのに、私はみんながどこに行くのかも分からず、切符も持っておらず、交通系ICカードの類も持っていないから取りあえず改札を通って付いて行くわけにもいかず、戸惑いながらみんなに行き先を訊ねて回るもみんなは笑ったまま答えずに改札の向こうに行ってしまうばかりで途方に暮れたまま一人取り残されてしまう」というものがありました。なんだか自分の人生の心象風景をそのまま夢に落とし込んだような内容で悲しかったです。それだけである。
起きて1秒で、取りあえず適当に切符を買って改札を潜ってしまえばこっちのものではないかということに気が付いたのだけれども(※乗り越し精算前提)、夢の中って常識的な発想が妙にできなくなっていたりしますよねえ。ここはあくまで「楽しそうにどこかへ出掛けるみんなのその中に居場所がない」というのが私にとって重要なんだろうなあというのは分かりますが。さて現実で似たような場面に遭遇したところで、「みんながそうしているから私もその波に乗る」ということなんかせんやろとも冷静に思うところではあるんですが、やっぱりあくまで心象風景なんで……。
それはさておき、交通系ICカードくらいはやはり持っておくべきなのだろうか……と覚醒した直後の頭でしみじみと考えていました。乗る機会がそんなにないからって紙の切符を買い、バスでは現金払いを貫いているロートル南瓜であります。
 
 今月の所感はやけに長くなるぜ。👇👇👇
 

所感(7月に映画月間を開催していました)

1年に何度か不定期に設けている映画月間を開催していた。1カ月間だけサブスクに加入して、その間にやたらと映画などの映像作品を観まくるということをする期間である。今回、厳密には6月末から1カ月間に亘って開催していた。今回は大体40本程度観ていた。この期間、観るのも大変だけれども、レビュー書くのも大変なのだよな。勝手にやってることなんですが。
 
今回の映画月間で特に面白かったものを挙げておく:
 
2度目のはなればなれ(★4)

to-the-kind-reader.hatenablog.jp

 

システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(★3)

to-the-kind-reader.hatenablog.jp

 

エディントンへようこそ(★3)

to-the-kind-reader.hatenablog.jp

 

今回は殆ど★自体は低めだけれども、でも、観てみるといいかもみたいな作品は多かったように思う。『おんどりの鳴くころに』とか『サブスタンス』にしてもそうである。

 

今年は例年より映画を観れていないのでどうなることやら(そもそも自分の生活回りなどもだいぶどん詰まっているので虚無なのです)。

【ドラマ】ベイト

【ドラマ】ベイト(全6話、放送期間:2026/03/25(※Amazonビデオにて一挙配信))
 
 
 俳優のリズ・アーメッド氏が企画し、主役を演じたイギリス発のオリジナルドラマ。売れないパキスタン系イギリス人俳優がジェームズ・ボンド役のオーディションを受けているところから物語は始まり、そして再びその最オーディションを受けている最中に物語は終わる。パキスタン系でイスラム教徒として暮らす出自を背景にして彼が自己存在の不安に陥る様子を描くものとなっている。言うまでもなく、イギリスとパレスチナの問題、移民問題、インドとパレスチナの問題等々の歴史背景に関する知識を持った上で観たほうがいいドラマである。
 前半においてはアイロニー強めのコメディータッチの具合もちょうどよくてかなり楽しんで観れていたものの、終盤に近付くにつけてただただ主人公がやたらと病んでいてストレス負荷の強い作品になっていく。彼の出自からくる不安や不和が周囲とうまく折り合わないし、世間はだいぶドライだし好き勝手言ってくるしというところの描写にしても前半はその深刻さ込みで素直に楽しめたのだけれども、やはり後半になるにつれて観ていてただ単純にしんどいスリラー展開なところに拍車がかかっていく。主人公個人の問題と異常性にどんどん展開が先鋭化していくので、いたたまれないというか、何というか。
終盤にかけて、主人公は自らに科された呪いといわんばかりに自分のルーツに囚われ続け、これを精神上で排除しようと躍起になったりもする。心が病み続けた先にやっと最後のオーディションでベストなパフォーマンスを出して演じ切ってみせたりもするけれども、名乗りの場面で自分の名前を出してしまう。病的にどこまでも自己存在に囚われていてどうしようもない、心が病んでいる男の物語になっていた。
 前半は面白かったのだけれども、後半になるにつれてなんか近年よく観るような陳腐さに走って行ってしまった感じ。

【映画】金の糸【☆2】

タイトル
金の糸
原題
Okros dzapi/The Golden Thread
制作年
2019
制作国
ジョージア、フランス
監督
ラナ・ゴゴベリーゼ
脚本
同上
原作
なし

データベース
Filmarks | allcinema | IMDb

補足

  • 本レビューの下書き用雑記メモは『Filmarks』に記録している。(該当ページ
    本文は上記のメモをきちんとした形に書き直したものになる。とりたてて整えるところがなければほぼそのままのものをこちらにも書いている。
  • 作品の商品画像部分および楽天ブックスへのリンクのみアフィリエイトリンクになっています。どちらも楽天ブックスのアフィリエイトです。
  • 視聴日:2026/07/24
  • 評価:☆2
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